パーフェクトストーン PERFECT STONE
サンポのこと_2
サンポとはワイナミョイネンが住むカレワラの「イルマリネン」という鍛冶屋にしか造ることのできない「魔法の神器」です。サンポは金貨と塩と小麦を限りなく吐き出し国を豊かにします。
ある時に北の国「ポホヨラ」の魔女「ロウヒ」はイルマリネンに無理やりサンポを作らせて国は富みましたが
ワイナミョイネン率いる軍勢にそれを奪われ、戦いの末にサンポは粉々になって海に沈みます。
サンポの破片はそれでも陸に打ち上げられてカレワラの人々に幸せをもたらしたそうです。
「サンポの破片ってスペクトロライト?」と現地ユレマーの人に聞いたのですが(^^);キョトン…としていました(笑)
サンポの事を知りたくて調べていたら、1959年に旧ソ連とフィンランドの合作で特撮映画が作られていました。
日本では円谷英二や本多猪四郎などの特撮監督が有名でしたが
ソ連のアレクサンドル・プトゥシコとフィンランドのホルゲル・ハリヴィルタの各監督の特撮と演出は当時日本でも話題になったそうです。
映画のストーリーのほうは「カレワラ」の物語の一部「サンポ争奪」がわかりやすく描かれています。
映画「Sampo」そ
の@
@(あらすじ)
ワイナミョイネンが住む土地カレワラには恋する若者レミンカイネン(イケメン?)とアンニッキ(鍛冶屋のイルマリネンの妹)が暮らしていました。
二人が逢瀬をする場所には花が咲き乱れ、小鳥が歌い、リスが二人を祝福し、森の熊さんが踊り狂う(何故かボリショイサーカスの熊みたいなのが出てきます・笑)という幸せな土地。
レミンカイネンは母親に、アンニッキは兄のイルマリネンにお互いの恋人のことを自慢したくて仕方ありません。(つまりラブラブですね)
イルマリネンは村人から金や小麦や塩を出す神器「サンポ」をこの土地に作ってくれるよう嘆願されますがそれを鋳造する天国の火は「ポホヨラ」の魔女ロウヒが奪っていたので造る事が出来ませんでした。
場面が変って北の国ポホヨラでは魔女ロウヒ(この人なかなかの役者さんです)が国の鍛冶屋を集めてサンポを造らそうとしていますが全く上手くいきません。
ロウヒは鍛冶屋たちに何故造れないのかとなじります。
「役に立たないのなら蛇の群れの中に投げ込んでやる!」(怖っ!)
鍛冶屋は命乞いをします「ロウヒさま、お許しを、カレワラのイルマリネンなら造れるはずです」
ロウヒは企てます「それならイルマリネンの妹のアンニッキをさらっておびき出してやろうぞ」
映画「Sampo」そ
のA
A(あらすじ)
ロウヒは魔法で自分のマントを空に飛ばします。
マントは海を越え遠くカレワラでアンニッキが乗る木のボートの帆に絡みつき、可哀想なアンニッキはそのままポホヨラまでさらわれてしまいます。
アンニッキの恋人レミンカイネンは彼女を必死で探しますがいません。
ロウヒに岩の中に閉じ込められたアンニッキは自分の髪の毛を切りお祈りします。
「私の髪よカレワラまで飛んでいって彼に伝えて」
彼女からのメッセージを受けたレミンカイネンはイルマリネンのところに行き、二人はポホヨラまでアンニッキを救い出そうとワイナミョイネンにも相談して船を出します。
(何故かまた熊さんが出てきます。しかも芸達者です・笑)
二人の船出をワイナミョイネンはカンテレの演奏と歌で見送ります。
すると風が吹き、またたく間に二人はポホヨラに到着しました。
…続きは次回の「独り言ブログ」で(^^)ノシ
【PERFECT STONE】店主 2010/4/24
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